どうも、池袋で理容師やってる三浦正弘(@masa12m3d)です!
みなさんは髪を切るときに何を気にして「よし!髪を切りに行こう!」って思いますか?
ほとんどの方が【伸びたから】という理由だと思います。
漠然としてますよね〜でもこの【伸びたから】と何気に思ってしまうには様々な原因があります。
では伸びたらなぜ髪を切らないといけないのか・・・例えば
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・長くなる
・重くなる
・セットできなくなる
・バランスが崩れる
というように髪が伸びてくるとさまざまな髪や日常の変化が起きてきます。
何気ない理由【髪が伸びた】には色々な意味が存在するんです。
その中でも今回は【バランス】にスポットを当てつつ、モデルさんをカットしたので解説して行こうと思います。
カットとパーマで髪型のバランスを修正!
まずはモデルさんの切る前の状態から観察します。
前回のカットは2〜3ヶ月前でパーマもかけてるとの事。
すっかり伸びきってますね。
男性の髪型の場合長くてもミディアムくらいだと思うんですが、その場合いいバランスをキープできるのはせいぜい1ヶ月半です。それ以上伸ばすとどんなにカットが上手でも本来のバランスが崩れていきます。
髪が伸びてくると、当たり前ですが髪の毛のデザインポイントが下に落ちてきます。すると横が張りやすく、絶壁の日本人の頭はよりその部分が強調されてバランスが崩れカッコ悪いです。
このモデルさんの場合
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・トップのボリュームが潰れてしまっている。
・サイドが膨らみすぎて横に広がってしまっている。
・バック(下半分)にボリュームが落ちてしまい絶壁が強調されている。
とい感じでバランスが崩れてしまっています。
このバランスの崩れをカットとパーマで修正していきます。
カットとパーマ
パーマが強めという事なのでカットがかなり重要になってきます。
まぁ常に重要なんですが・・・w
パーマに対するカットがなぜ重要かというと。パーマは髪の毛の形を強制的に変化させる技術です。直毛の人がビックリするくらいのクルクルにすることができます。
この変化によってカットだけで作ったバランスと、そこにパーマをかけたバランスに差が生じてきます。
同じ長さの髪だったとしてもカールのついた髪は見た目の印象で短く見えてきます。
なので、仕上がりの状態をイメージしながらベースのカットを行なっていく必要があります。カットだけで全てを仕上げてしまうと、パーマをかけた時思わぬシルエットになってしまい失敗します。
展開図はこんな感じです。後頭部下のボリュームをダウンさせるのでセイムレイヤーを入れてその上にグラデーションを乗せていきます。今回はトップの元の長さを残してます。サイドにはさりげなくツーブロックを入れてます。
パーマは回転数多めでスパイラルパーマを施します。根元からキッチリかかるパーマなのでリッジ強めのスタイルにはオススメ!!
完成!!仕上がりイメージ写真
それでは完成〜!!!
髪型のシルエットバランスを調整した強めスパイラルパーマ!
全体のバランスに注目です!
綺麗なシルエットというと「ひし形」や「卵型」ですね!
ボリュームバランスを整え見事にカッコいいシルエットになってます!
パーマのリッジ感もいい感じです。
リッジが強いほどツヤ感も必要なので整髪料はムースやグリース、ジェルなどを揉み込むのがオススメです。
劇的ビフォーアフター!!!
前から
トップにボリュームが出てサイドのボリュームも抑えられました。
さらにひし形シルエットにする事で最強のバランスになってます!
横から
気になってたゼッペキが見事にカバーされ
下がっていた重さも本来のバランスに戻りました。
今回はリッジの強いパーマスタイルで、且つ全体のシルエットバランスを調整する複雑な施術でした。カットやパーマも大切ですが、全ては最終的な仕上がりがしっかりとイメージできてるか・・・イメージができてないとどこかで必ず失敗します。イメージが湧かない、という方は想像でも妄想でもなんでもいいのでイメトレからやってみてください!
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