どうも、理容師やってる三浦正弘(masa12m3d)です。
ここ数年でよく聞く“フェード”という言葉。床屋的に言うと“ぼかす”という意味合いになります。外国から来たスタイルなので、よくInstagramで外国人がやってますね。
海外ではハサミよりバリカン(海外ではクリッパーと言います)で刈るのが主流です。まぁ日本でも大多数は刈上げにバリカン使うと思いますが海外ではその使い方が少し違います。
そんな流行りのフェードスタイルですが僕の場合〈バリカンとハサミ〉で作ってます。
フェードスタイルは基本0mmから始まる
海外スタイルのフェードは別名「スキンフェード」と言われていて「スキン」=肌 からのフェードなんです。
つまり髪ないところからミリ単位でグラデーションをかけトップにつなげていくことになります。それだけ短いとハサミだけで切るにはかなり時間を費やすので非効率です。なのである程度はバリカンを使います。だって1分間で1万回も動くんだよ・・・人間にはその動きはできません。
よく理容師だからバリカンなんて使わないでしょ?とか思われがちですがそんなことはありません。サロンワークでもガンガン使ってます!
バリカンは頭部1/3程しか使わない
バリカンを使うと言っても日本人の頭の形においてはバリカンだけではカッコ悪い形になります!なぜなら絶壁だしサイドやハチが張ってるからです。99.9%いい形になりません。
ではどうするのか・・・そこでハサミを使います。
ハサミと櫛を使っていい形を保ちながら綺麗なグラデーションカットをしていくんです。それが僕のやり方。
バリカンとハサミで作るフェード
こちらはちょっと前になりますが後輩をカットした時の写真です。綺麗に上と下で別れてますね。下には0.4mmのバリカンを入れてます。
なぜこのラインで止まってるのかというと、このラインが彼の頭の出っ張りなんです。なので、ここより上にバリカンを入れると形が崩れてしまいます。でもこのまま外に出たら恥ずかしすぎます。町中で(どこで髪切ったんだ・・・可愛そう)(うわーヤベーやついる)とか心無い声が聞こえて来ちゃいそうです笑・・・が!
心配ご無用。ここからはハサミで作っていきます。
ハサミは軽く4種類使います
ハサミってそれぞれ用途に分かれているので4種類は使ったと思います。フェードに限らず普段から数種類のハサミを使い分けてますが綺麗に仕上げるには適材適所でハサミを変えます。
髪の毛を綺麗に切りそろえても頭の形がデコボコしていると色彩的に綺麗ではありません。日本人はそれが顕著に現れてしまいます。形と色彩のコントロールはハサミでしかできませんのでここが腕の見せ所です!
こんな感じで仕上がりました
画像が鮮明でなくて申し訳ないです。
バリカンで作ったラインから徐々にトップにつながっていく色彩のグラデーションになってます。数年前ですが我ながらよくできてます。
綺麗なグラデーションは見栄えがいいのでフェードスタイルにする時は技術力のあるサロンに行くことをお勧めします・・・髪ingとか。
Salon Info
ワンランク上の大人の贅沢
Luxury Hair Salon Kaming
豊島区池袋2-65-17 小川ビル1階
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